周南の日本料理居酒屋「津々浦々」(周南市飯島町1)1階に料亭「食の鬼・夜叉(やしゃ)」(TEL 090-2094-9900)がオープンして2カ月がたった。
周南市内に居酒屋2店舗を経営する店主兼料理人の三浦晃義さんは「『津々浦々』は来年でオープン20周年。昭和レトロ居酒屋『だんらん』は今年で3周年。初心に戻って一からおもてなししたいとの思いから出店を決意した」と話す。
店内は高級感漂う黒塗りの壁に、書道家が書いたという「夜叉」の文字を飾る。テーブル8席の完全個室となっており一日1組限定。4人~8人での予約に対応する。
地元をはじめ全国から取り寄せたという素材本来の味を生かし、三浦さんが長年の経験を基に、伝統的な和食の技法と現代のアイデアを融合させた「新和食」を提供する。客の要望に合わせ、メニュー考案にも応じる。
メニューは、8,000円コース、1万円コース、1万5,000円コースを用意。献立は日によって替わるが、「鯛味噌(みそ)」「焼酎味噌」「梅味噌」など自家製みそが食べ比べできる「先付け」、アワビや伊勢エビの刺し身、名古屋コーチンや阿波尾鶏の焼き鳥、黒毛和牛塩釜焼きなど約8品を提供する。山口県の地酒をはじめドリンクも各種用意しており、料理に合わせて日本酒の提案も行う。
三浦さんは「特別な接待や家族の祝い事など、貸し切りでゆっくり過ごしていただけたら」と呼び掛ける。