国内最高齢のマレーグマ・ツヨシの誕生日会が8月26日、徳山動物園(周南市徳山、TEL 0834-22-8640)で開かれた。
マレーグマを飼育しているのは国内で11園。国内のマレーグマの平均寿命が25~30年といわれる中、同月24日に31歳の誕生日を迎えた。
ツヨシはミャンマー生まれ。1994年、来園と同時に雌のレーコとペアを組む。レーコに餌を横取りされ、頭を抱え苦悩する夫婦漫才のような様子がテレビで話題となり、2005年、全国的な人気者に。現在は、18歳年下の雌・マーヤと平穏な毎日を過ごしている。
誕生日会では、担当飼育員手作りのバースデーケーキが運ばれ、来園者らの「ハッピーバースデー」の歌声とともにプレゼントされた。
パンをちぎり練って作られたケーキには、ツヨシの大好物の蜂蜜がたっぷりかけられており、前肢を上手に使って頬張る様子を見せた。
担当飼育員は「人間でいえば90歳近いおじいさん。動きがだいぶ鈍くなったが、食欲旺盛で元気いっぱい。まだまだ長生きしてほしい」と話した。
同園では、誕生日に合わせ、オリジナルぬいぐるみ「周南のほほんマレーグマ」(3,780円)を販売。腕やバッグにつけられるカワウソやレッサーパンダのぬいぐるみ「周南つれてくフレンズ」(1,730円)もある。
営業時間は9時~17時。入園料は、大人=600円、学生=300円。