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周南で大相撲巡業 山口県出身の力士「原田」「響龍」ら奮闘し歓声浴びる

北勝就を突き落としで破った下関市出身の響龍(右)

北勝就を突き落としで破った下関市出身の響龍(右)

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 大相撲の地方巡業「周南場所」が10月28日、「キリンビバレッジ周南総合スポーツセンター」(周南市徳山)で開催され、相撲ファン約4600人が詰めかけ巡業興行を楽しんだ。

相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する「初切」で沸く会場

 旧徳山市時代を含めて6回目、2009年以来9年ぶりの開催となる周南場所。鶴竜関、稀勢の里関の2横綱を始めとする力士ら約230人の巡業一行が参加した。日本相撲協会巡業部の立田川親方(元豊真将)は「開催に向け始めから携わってきた。たくさんの方にお集まりいただき感無量」と話す。

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 当日は8時に開場し、若手力士の稽古に続いて、序二段、三段目の取組が行われ、山口市出身の原田は富士寿を押し出しで、下関市出身の響龍は突き落としで北勝就をそれぞれ破り、開場を沸かした。

 幕下力士の取組の後、化粧まわしを付けた力士らによる「相撲甚句」、相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する「初切(しょっきり)」、「櫓太鼓打分(やぐらだいこうちわけ)」など、地方巡業ならではの見せ物があった。

 会場には、さまざまな世代の観客が訪れ、無料招待された市内の小学生ら615人も参加。力士の迫力ある取組を目の当たりにし、大きな歓声を上げた。施設内では撮影会も行われ、サインを求めるファンや子どもを力士に抱っこしてもらおうと子ども連れの家族らでにぎわった。

 大相撲が好きで4歳から毎年、地方巡業に通っているという山口市内の小学6年生の男児は「本場所は空気が硬く、力士らに声を掛けられる雰囲気ではないが、地方巡業は初切など楽しい見せ物があり、雰囲気も和やかで力士らも身近に感じられてうれしい」と話した。