光市で11月1日から、店主が講師となりプロの知識や技を教える「第1回 光まちゼミ」が開催されている。主催は光市商業活性化協議会。
「まちゼミ」とは、店主らが講師となり、専門店ならではの専門知識や情報、コツを無料で教える少人数制のミニ講座。店の存在や特徴を知ってもらうだけでなく、店主やスタッフとコミュニケーションを深め、ファンづくりにつなげることを目的とする。「売り込み禁止」など、店と客との信頼関係を構築するためのルールなどもあり、受講者も安心して参加できる仕組みとなっている。
講座は「きれい」「食べる」「健康」「つくる」「学ぶ」の5つの分野で、27講座を開講する。「きれい」は「簡単美肌作りレッスン」(しらい美容室)や「個性を活(い)かしたお洋服の着方」(アケミ屋)など、「食べる」は「挟んで食べようモッフル」(海商館)や「『利き酒師』と燗(かん)酒に親しみましょう」(金坂商店)など、それぞれ5講座を用意。「健康」は「見えるメガネ入門」(メガネ21光店)、「つくる」は「自然感あふれるアレンジフラワー製作」(フラワーショップ花プラス)や「キッズのお菓子教室」(ママタルト)、「プロが教える日曜大工」(工房 向日葵(ひまわり))など7講座、「学ぶ」は「カメラ初心者教室」(いまい電器)や「女性限定 かんたん護身術教室」(守田)、「初心者のための楽しく食べる日本料理」(かな久)など9講座を用意する。
いまい電器(光岩田、TEL 0820-48-2443)で2日に開かれた「カメラ初心者教室」では、30代の男女と40代と60代の女性の4人が参加。デジタルカメラやミラーレスカメラを持ち寄り、レンズの手入れの仕方、構図のポイントや撮り方を店主の今井俊博さんに教わり、日頃の疑問点などを解消した。
共催する光商工会議所の和田秀夫さんは「知って得するプロの意識が学べ、体験できる企画。老若男女問わず幅広い世代に利用していただけたら」と呼び掛ける。
受講申し込みは各店で受け付ける。受講無料だが、材料費が必要な講座もある。各講座、定員あり。今月30日まで。問い合わせは光商工会議所(TEL 0833‐71‐0650)まで。