下松市の公式マスコットを決める選挙の開票作業が3月20 日、下松中学校で行われた。
最終候補3作品の中から最優秀作品を選ぶ選挙は2月13日~3月5日、市内の小学校8校で行われた。
延べ3202人の児童による投票の結果、最多1806票を獲得した大阪府のグラフィックデザイナー・福添歩美さんの作品に決定した。
福添さんによると、デザインは「星の妖精」をモチーフに、マツ、稲穂祭りのキツネのお面、下松の美しい桜、笠戸大橋、笠戸ひらめなど「市の魅力」を詰め込んだという。「今後は着ぐるみになって下松市を全国にPRしていき、たくさんの人に興味をもっていただけたら」と話す。
開票作業では、事務従事者として地元の中学2年生生徒約30人が参加。下松市選挙管理委員監修の下、実際の選挙で使う機材や投票箱、計数器を使い、開票作業を行った。会場では、地元のケーブルテレビ局「Kビジョン」が特設スタジオを設け、開票速報番組を生放送した。
審査係として、〇の記号以外の事項などを記載した疑問票や白票の取り扱いを決めた同中学2年の水本理佐子さんは「自分たちの審査によって投票の結果が左右するかもしれないので責任を感じたが、投票した人の意欲を尊重して取り組んだ。選ばれたキャラクターは下松の特長がよく出てかわいい。下松の良さを全国にPRしてほしい」と期待を寄せる。
市では今後、同キャラクターの着ぐるみやグッズなどを製作し、11月に開催予定の市制施行80周年記念式典で披露する予定。