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下松でレーシングチーム「インギング」体制発表会 タイトル獲得目指す

新型マシン「SF19」と立川監督と石浦選手、坪井選手

新型マシン「SF19」と立川監督と石浦選手、坪井選手

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 「全日本スーパーフォーミュラ選手権」に参戦するレーシングチーム「INGING(インギング)」(周南市南浦山町2)の体制発表会が4月6日、クルマサービス複合施設「Felix88」(下松市望町4、TEL 0833-41-8850)で行われた。

新型マシン「SF19」

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 同選手権はレースをするために設計されたフォーミュラマシンで速さを競う国内最高峰のフォーミュラカーレース。全参加チームが同一車体(エンジンはトヨタ製とホンダ製の2種類)を使う。マシン差を極力なくした状態でドライバーのテクニックとマシンを整備するチームの技術で勝利を目指す。4月20日の鈴鹿サーキット(三重県)で第1戦を皮切りに全7レースでドライバーズタイトルとチームタイトル獲得を目指す。

 トヨタカローラ山口を母体とする同レーシングチーム。チーム名称は「JMS P.MU/CERUMO・INGING(ジェームズ ピーエムユー セルモインギング)」。1995年に前身となるチーム「サムシング」を発足し、2006年から全日本スーパーフォーミュラ選手権の前身であるフォーミュラ・ニッポンへ参戦。同チームに所属する石浦宏明選手が2015年と2017年に、国本雄資選手が2016年にシリーズチャンピオンとなり、チームとして3年連続でドライバーチャンピオンのタイトルを獲得、2016年、2017年には念願のチームタイトルを獲得した。昨シーズンは、石浦選手と国本選手が善戦するが、チームランキング2位、石浦選手がドライバーズランキング3位となった。

 今シーズンは2011年からチームの指揮をとる立川祐路監督の下、石浦選手と昨年全日本F3選手権で19戦中17勝をあげた坪井翔選手がチームに加わり、新体制でタイトル奪還を目指す。

 当日はチーム関係者をはじめ、ファンら約100人以上が集まり、会場は熱気に包まれた。発表会では初めに新型マシン「SF19」と今シーズンのマシンカラーリングを発表。立川監督と石浦選手、坪井選手が登壇し、それぞれ意気込みを話した。

 新型マシンについて、石浦選手は「自分たちが良い走りをし、エンジニアと連携することで流れを作っていきたい。1人1人がちゃんとした仕事ができれば、良い結果もついてくると思う」と話す。新人の坪井選手は「タイトルを何度も獲得しているこのチームに参加でき、良い意味プレッシャーを感じているが非常に楽しみ。チームタイトルを目指し、開幕戦から表彰台争いできるようにしたい」と意気込む。

 立川監督は「この発表会に多くのファンが集まってくれ、うれしく思うし、本当に力になる。シーズン終了後、タイトル獲得の報告に来られるよう頑張っていきたい」と話す。

 「Felix88」で、同選手権決勝レース全戦のパブリックビューイングを行う。

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