体験型起業プログラム「Startup Weekend(スタートアップウィークエンド)周南」が3月20日~22日、徳山駅前図書館で開かれる。
2007年にアメリカではじまり、2009(平成21)年の東京開催を皮切りに全国各地で開かれてきた同イベント。山口県内では、関門エリアに次ぐ2番目の開催となる。主催はNPO「Startup Weekend」。
周南開催の発起人は、廃棄物処理など環境リサイクル事業を手掛ける「中特ホールディングス」(周南市久米)の吉本龍太郎さん。「地方にこそアイデアの具現化を学べる場所が必要なのではと考え、周南に誘致した」と吉本さん。
参加者は週末の54時間を使い、専門家のアドバイスなどを聞きながら、アイデアの発案からチーム作り、サービスのプロトタイプまで作り上げる。最終日には、県内外の会社経営者などが務める審査員の前でプレゼンテーションし、優勝チームを決める。
昨年、Startup Weekend関門に参加し、今回はスタッフとして参加する正田陽一さんは「起業だけに限らず、アイデアの起こし方や人の心をつかむ方法などを学べ、とても良い経験になった。いろいろな人と交流することで、自分には思いつかない発想やアイデアなどを知ることができとても楽しかった」と話す。
吉本さんは「思いはあるが何から始めていいか分からない、そんな人たちの第1歩目になれば」と参加を呼び掛ける。
開催時間は、3月20日=17時30分~21時、21日・22日=9時30分~21時。参加費は、一般=7,000円、学生=5,000円(以上、5食付き、3月19日まで申し込みで早期割引あり)。定員は40人程度。参加申し込みは専用サイトで受け付ける。