下松市は5月25日、学校再開を迎えた市内小中学校の新入学生らに、メッセージ付き切り花やフラワーバスケットなどを贈った。
長期にわたる臨時休校の不安やストレスを花と触れ合うことで少しでも緩和してもらおうと、下松市都市整備課は、市内の小学1年生485人と中学1年生528人へ記念品として「おめでとう」のメッセージカード付き切り花と、1年生の各クラスにフラワーバスケット(計20鉢)を贈呈。全学校への応援花として「がんばろう」のメッセージ看板付きたる型プランター(各校2基)、角型プランター(各校40基)を贈った。
約3カ月ぶりの学校再開となった下松小学校では、新1年生102人を含む全校生徒が初登校し、各教室のテレビ放送で始業式が行われた。
1年3組担任の箱嶋史子(ちかこ)さんは、児童らに「市長さんからのみんなへのプレゼントです。大切にお家に持って帰ってください」と伝え「がんばろうね」と一人一人にカーネーションやユリなどの切り花を手渡した。
切り花を受け取った児童は「きれい」と声をあげ「やっと学校が始まってうれしい。卒園祝いでもらったお花が小さくなったから、変わりに飾りたい」と喜んだ。
市内小中学校は、明日から通常授業を再開。臨時休校中の学習保障に向け取り組みとして、夏季休業中、小学校=7月21日~8月7日・8月20日~8月28日の平日の19日間、中学校=7月21日~8月7日・8月17日~8月28日の平日の22日間を授業日とする。