障害福祉サービス事業所「周南あけぼの園」(周南市久米)で現在、同所の画家・徳原望さんを中心とした作家グループ「アトリエnon」の作品展示・販売会を開催している。
同所が主催する山口県内で芸術活動をする障害者を対象とした公募展「みちあふれる表現」の全作品を展示する作品展を毎年開催していた。今年は新型コロナウイルスの影響で中止となったため、規模を縮小し、同施設に通所するメンバーの作品展を開催することとなった。
同作品展では、徳原望さんが海や川の生き物を描いたアクリル画「海の川の水海(みずうみ)」をはじめ、増田訓大さんの刺しゅうで円を描いた作品、魚谷勇介さんの粘土作品、藤村義孝さんのカラフルな色彩で動物を描いたアクリル画、八木映子さんによる動物を描いた刺しゅう作品などを展示、販売する。
同ギャラリー内では、「みちあふれる表現」の受賞作品を掲載した「HeARTfulカレンダー」(壁掛け=1,000円、卓上=1,300円)を、施設入り口では、アート作品がデザインされたエコバッグやタオル、タオルハンガー、ポストカードなどを販売する。
施設の職員は「普段接点がない人も、これを機に気軽に立ち寄って知っていただきたい。個性あふれる作品と共に、活動している利用者さんの姿も見てもらえれば」と話す。
開催時間は10時~14時。第1・3土曜、日曜、祝日定休。12月18日まで。