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下松でオートマタ作家・原田和明さんの企画展 下松モチーフの大型作品も

来場を呼びかけるオートマタ作家の原田さん

来場を呼びかけるオートマタ作家の原田さん

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 光市出身のオートマタ作家・原田和明さんの企画展「からくりパーク」が3月14日、「くだまつ健康パーク」(下松市平田)で始まった。

下松をモチーフにした大型作品「コロコロ下松」

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 西洋のからくり人形を意味する「オートマタ」作家として活動する原田さん。2006(平成18)年に渡英し、オートマタ制作の第一人者マット・スミスさんのもとで腕を磨いた。現在は、山口市に工房を構え、作品の制作や、全国各地で企画展を手がけている。

 同企画展では、くだまつ健康パーク新館3階にある約500平方メートルの会場に、公園に見立てた4つのエリアを展開。下松市をモチーフにした作品3点を含む全35点を展示する。

 下松エリアでは、7色の玉が仕掛け内を回る大型作品「コロコロ下松」を展示。さまざまなギミックが施されたからくりに合わせ、木工細工のキツネのカップルがボーリングをしたりスケートをしたり下松市でデートしたりし、同市の奇祭「きつねの嫁入り」でゴールインするまでのストーリーを描く。

 コインゲームエリアでは、バネ式のレバーを引いてコインをゴールまで進める「きつねの嫁入り」、「赤上げて、白上げて」と指示された通りにスティックを動かし人形を操る「サギの舞 旗揚げゲーム」など4点を展示。いずれもコインを入れて遊んでもらう。コインの価格は10枚=100円。

 からくり作品コーナーでは、原田さんが手がけた作品20点を展示。ウサギのカップルが投げキッスを送り合う作品「キス」、カマンベールチーズの箱を転がしながら持ち逃げするネズミの作品「チーズ泥棒」、笑い転げる人の腹の上でヤカンが沸く様子を表現した「へそで茶を沸かす」などのオートマタ作品が並ぶ。手をかざすと動く展示ケースに入れ、からくり動作を見て楽しんでもらう。

 原田さんは「くすっと笑える作品がそろっているので実際動かして楽しんでもらい、ゲームで気持ちいい汗をかいた後は、温泉に漬かって下松市を楽しんでもらえたら」と呼びかける。

 入場料は、大人(中学生以上)=660円、子ども(3歳以上)=330円。温泉施設「くだまつ健康パーク」または「キッズパークCotton」の利用者は入場無料。

 開催時間は10時30分~16時。木曜定休。4月10日まで。

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