岐陽中学校3年生による「周南市の魅力を伝えるデザイン作品展」が11月21日、徳山駅前図書館(周南市御幸通2)1階のアートウォールで始まった。
生徒が、自分たちの住む周南市の魅力を考えデザインすることで地元に貢献しようと企画した。同校3年生が観光資源をモチーフに描いたピクトグラム219点を2回に分けて展示する。
ピクトグラムは、文字を使わず情報を伝達するための案内記号。生徒たちは、美術の授業で同市のデザイナー・福永みつおさんたちの指導を受け、ピクトグラムを制作。周南コンビナートや徳山動物園、永源山公園の「ゆめ風車」、市特産のタコやフグなどを25センチ四方の厚紙にポスターカラーで描いた。
周南市は、生徒たちにふるさとへの愛着を深めてもらおうと、生徒のピクトグラム16点を使った紙製ブックカバーを製作。作品展初日は、ブックカバー完成発表会を行い、藤井律子周南市市長からピクトグラム制作に携わった3人にブックカバーが手渡された。ブックカバーは今後、「蔦屋書店 周南市立徳山駅前図書館」、マツノ書店、「宮脇書店 徳山店」、明屋書店(ゆめタウン徳山店、今宿店、富田店)で配布する。
「周南たこ」を描いた恒富七海さんは「タコの躍動感を表現するのに苦労した。デザインの勉強を通じて、街に貢献できてうれしい」と話す。市の花・サルビアを描いた大下愛莉さんは「左右対称になるようデザインした。真ん中の葉っぱがハート型になっているのがポイント。街には気付かれていない良さもまだある。たくさんの人に周南市の魅力を知ってもらいたい」と話す。
開催時間は9時~22時。12月18日まで。