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周南の酒蔵「はつもみぢ」に「角打ち」スタイル店 日本酒飲み比べ、甘酒も

来店を呼びかける原田さん

来店を呼びかける原田さん

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 酒造会社「はつもみぢ」(周南市飯島町1、TEL 0834-21-0075)が8月4日、自社敷地内の倉庫を改装した立ち飲み店「原田酒場」をオープンした。

角打ちスペースの様子

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 周南の中心市街地・徳山の繁華街で1819年に創業した同社。酒造りは1985(昭和60)年から一時中止していたが、2005(平成17)年に12代目蔵元の原田康宏社長が再開させた。同社では創業200周年を超え、次の100年に向け新たな決意を示そうと、2021年にリブランディングを行った。代表銘柄は「原田」。

 「原田酒場」では、日本酒のおいしさを伝え、より酒蔵を身近に感じてもらおうと「角打ち」スタイルでメニューを提供する。店名は会社設立時の旧社名から名付けた。

 店舗面積は約80平方メートル。店内は、鉄骨の柱や梁(はり)をそのまま使い、土をイメージしたというベージュ色の塗り壁に焼き杉の壁板で落ち着いた雰囲気に仕上げた。周南市鹿野産の一枚板を使った立ち飲み用のカウンター席のほか、テーブル席12席を備える。イベントなどでの収容人数は50人程度を想定する。

 メニューは、「原田」の純米大吟醸・特別純米酒・純米酒80の飲み比べセット(800円)、直営店のみで販売する季節限定酒「て、咲く」(1,000円)、日本酒を使った「SAKEモヒート」「SAKE夏みかんサワー」(以上600円)などを用意する。

 このほか、ノンアルコールの「麹(こうじ)甘酒抹茶ラテ」「麹甘酒マキアート」(以上600円)、「麹甘酒」、日本酒の仕込み水で入れた「仕込み水コーヒー」(以上500円)、日本酒を使った抹茶ティラミス(700円)や酒粕(かす)アイスクリーム(400円)などのスイーツも用意する。

 原田社長は「再開発が進む徳山の活性化につながれば。繁華街の真ん中にある酒蔵。ここでゼロ次会をしていただいて夜の街に繰り出してほしい」と話す。

 営業時間は13時~18時。日曜・祝日定休。

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