中華そば専門店「紅蘭(こうらん)」(下松市駅南1、TEL 0833-41-0750)が4月10日、店内での飲食を休止し、テークアウト販売のみの営業に切り替えた。
下松エリアのご当地ラーメンである「牛骨ラーメン」発祥の店として知られる同店。昼時には、平日週末問わず行列ができる人気店だが、3月中旬から新型コロナウイルス感染拡大防止のため、行列時や店内での客同士の間隔を空けたり、手指消毒を呼び掛けたりと対応を行っていた。先週末から周南エリアでも感染が確認されたため、店内での飲食を休止し、テークアウト販売のみの営業スタイルに切り替えた。
販売する商品は、蓋つきの発泡どんぶりに入れて提供する中華そば(並=630円、中=750円、大=860円)と、自宅での調理用として生麺の状態で提供する中華そば(並=580円、中=700円、大=810円)とチャーシュー麺(各プラス160円)。自宅調理用には、スープを入れる容器代110円が別途必要。
仕事中のサラリーマンなどの利用が多いため、来店客が駐車場に停めた自身の車の中でも食べられるようにと飲み残したスープなどは回収する。
店主の田村啓子さんは「お客さまやスタッフの健康と安全を第一に考えた上での苦渋の決断。お客さまにもご迷惑をお掛けするが、まずはみんなでコロナを乗り切りたい」と話す。
営業時間は10時30分~15時。休止期間は4月19日までの予定(状況により変更する場合あり)。