周南市が12月22日、「永源山公園」の愛称を来年4月から「TOSOH PARK 永源山(トウソーパーク えいげんざん)」にすると発表した。
同市は今年9月、安定的な財源確保を目指し、同公園のネーミングライツパートナーを募集。周南市開成町に南陽事業所を置く、大手総合化学メーカー「東ソー」が命名権(ネーミングライツ)を取得した。
同公園は1985(昭和60)年11月1日、旧新南陽市の市制施行を記念し、開園。水をテーマにした18ヘクタールの敷地、永源山の地形を生かし整備した「開発ゾーン」と緑豊かな樹林を残した「保全ゾーン」の2つの顔を持つ都市公園。永源山山頂には、姉妹都市提携を結ぶオランダデルフザイル市の風車をモデルに建設した「ゆめ風車」、メインエントランス広場には市民プール、憩いの広場北側には周南市郷土美術館と尾崎正章記念館もあり、市内外の人々に愛される憩いの場となっている。
契約期間は、来年4月1日から2026年3月31日の5年間。命名権料は年額250万円。命名権料は、同公園の整備や老朽化した施設の改修、維持管理などに充てる。
同公園休憩広場では12月22日、お披露目式が行われ、東ソー南陽事業所長の田代克志さんと藤井律子周南市長らが出席した。
田代事業所長は「ネーミングパートナーとして、これまで以上に永源山公園が地域の皆さんにとって素晴らしい憩いの場になるよう協力していきたい」と意気込む。