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周南・中特ホールディングスが廃棄物アートコンテスト 廃棄物を考えるきっかけに

募集を呼び掛ける鈴木さん

募集を呼び掛ける鈴木さん

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 環境・リサイクル会社「中特ホールディングス」(周南市久米)が6月1日、廃棄物を使ったアートコンテストの作品募集を始める。

アートコンテストのリーフレット

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 来年1月に完成する新社屋を地域に開放し、オープンイノベーションの場として活用しようとする同社。固定概念にとらわれず、新たな発想で社会課題に取り組むプロジェクト「COIL(コイル)」の一環としてアートコンテストを開催する。

 「2050年の当たり前」をテーマに、本来であれば廃棄される物を活用し、その物が持つ特徴や魅力を引き出すアート作品を募集する。ジャンルや手法、素材、形態は自由だが、1立方メートル以内で、未発表のものに限る。応募者は、専用サイトでエントリー後、9月3日までに作品のプランとデッサンを提出。1次選考を通過した10作品に対し、制作費の補助として1万円を支給、来年1月11日までに作品を完成させる。

 優秀作品の発表と表彰式は来年1月29日に新社屋で開かれる。グランプリ=賞金20万円、準グランプリ=10万円、審査員特別賞(2組)=3万円、奨励賞(1組)=1万円。

 同プロジェクトを担当する鈴木美穂さんは「私自身、廃棄物のその先にあるもの、新たな価値を考えることで、『そもそも、なぜ買ったのか、なぜゴミとなり、捨てられるのか』など、私たちを取り巻く生活環境について、いろいろ考えるようになった。このコンテストが、廃棄物について考えるきっかけになれば」と呼び掛ける。

 詳しくは同プロジェクトのインスタグラムで確認できる。

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