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下松・笠戸島トレイル 637人のランナーに地元住民や学生が声援

スタートの様子

スタートの様子

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 「くだまつ笠戸島アイランドトレイル2023」が2月12日、下松市笠戸島で開催され、全国から集まったランナーが島の山々を駆け抜けた。

地元住民の声援を受けながらコースを走る選手

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 下松商工会議所青年部などで作る実行委員会が、笠戸島の魅力発信や交流人口の増加を目的に2016(平成28)年2月から始めたトレイルラン大会。前回大会はコロナ禍による2度の中止と延期を乗り越え、規模を縮小し昨年5月に開催した。コロナ禍前と同じ2月開催となった今大会は、島を1周する30キロのロングコースと島北部の17キロを走るショートコースに、24都府県から計706人がエントリーし、637人が出走した。

 4年ぶりに地元住民や市内高校生、専門学校生などがボランティアスタッフとして参加し声援を送った。島内3カ所に設けられたエイドステーション(給水所)では、スタッフが手作りの豚汁や特産品の青パパイヤ麺を使ったラーメンなどを振る舞い、ランナーと交流する様子が見られた。

 この日は日中最高気温が15度を超え、陽気につつまれる中、607人のランナーが完走した。

 ショート女子の部に招待選手として参加し、優勝した長野安那さん(長野県長野市)は
「普段海なし県に住む私には、きつい山を登りきった後に広がる青い海の景色が新鮮で、その美しさにとても感動した。海岸沿いのコースも楽しめ、いろいろな感情の中、あっという間にゴールにたどり着いた」と笑顔を見せる。

 ショート男子の部は、下松工業高校陸上部の藤井虎大さんが6位入賞を果たした。藤井さんは「とてもきつかったが、次回はもっと上位を目指したい」と意気込む。

 各部門の優勝者とタイムは次の通り。ロング男子の部=前田渉さん(福岡県福岡市、3時間3分11秒)、ショート男子の部=塚元雄大さん(福岡県那珂川市、1時間37分53秒)は、それぞれ2連覇を果たした。ロング女子の部は吉田広美さん(福岡県福岡市、4時間06分26秒)、ショート女子の部は、長野安那さん(2時間4分01秒)。

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