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周南福川のすみ屋珈琲にキッチンカー 気軽に集まれるコミュニティーカフェ目指す

キッチンカーの前に立つ澄村知宏さん

キッチンカーの前に立つ澄村知宏さん

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 周南・福川のコーヒー卸・販売を手掛けるスミヤ(山口県周南市福川中市町、TEL 0834-62-2642)が12月23日、「すみ屋珈琲」としてキッチンカーでの移動販売を始めた。

キッチンカーには1杯づつドリップするコーヒーマシンを設置する

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 1983(昭和58)年に生活雑貨・衣料品販売会社として設立した同社。2006年からドリップバック式のコーヒー「ふるさと珈琲」を開発、土産店やスーパーなどへの卸売りを主力に活動。今年6月からはコーヒー卸・販売に専念し、イベントへの出店にも力を入れている。

 責任者の澄村知宏さんは「地域の人が気軽に集まれる移動式のコミュニティーカフェを開きたい。イベントへの出店だけでなく中山間地域やお年寄りの集まる場所にも出店し、コーヒーを飲みながらホッとできる場所を提供したい」と話す。現在地元の食料品店や和菓子店などと協力し、ゆっくり買い物ができる朝市を市内の寺院などで定期的に開催する。

 一段と寒さが強まったこの日は、周南冬のツリーまつり「ファンタジックナイト」のイベント集中日。高さ約8メートルのキャンドルツリーやイルミネーションが輝く青空公園には飲食店ブースが並んだ。すみ屋珈琲の初お目見えとなったキッチンカーは温かいコーヒーを求める多くの人でにぎわった。

 メイン商品は「ふるさと珈琲ぶちうまバターブレンド」(200円)。山口市阿東徳佐にある船方農場に依頼して作る専用バターを焙煎した直後のコーヒー豆に絡めて作るオリジナルコーヒー。「バターでコーディングすることにより、まろやかでコクが出る。『地元のコーヒー』と呼べる商品こだわり、リピータも多い」と澄村さん。そのほかドリップバックコーヒーなどの販売も行った。

 今後は地元高校生にも協力してもらいコーヒーに合う菓子の開発を行っていくという。澄村さんは「地域を盛り上げるイベントには積極的に出向いて少しでも活性化の役に立てれば」と話す。

 12月28日は「ふるさと産品の店こあ」(周南市岐南町)の歳末市、年末年始は道の駅ソレーネ周南(周南市戸田)で販売を行う。

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