「令和2年度分確定申告に関する三税連携協議会」が1月22日、山口県周南総合庁舎(周南市毛利町2)で行われた。
同協議会は、徳山税務署管内の国・県・市の三税トップが連携し、確定申告時の新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に開催。この日は、小浜稔徳山税務署長と廣中誠司周南県税事務所長、藤井律子周南市長、國井益雄下松市長の4人が出席。国税電子申告・納税システム「e-Tax」の利用を呼び掛けたほか、納税会場の感染対策などを発表した。
小浜署長は「密」を避けるため、自宅のパソコンやスマートフォンでできる、マイナンバーカードを活用する申告方法やAIチャットボット「ふたば」による税務相談方法、申告書作成手順をユーチューブ公開していることなどを紹介。周南・下松の両市長は、各市に設置される申告会場の混雑緩和や感染防止対策、マイナンバーカードの普及に関する取り組みなどを紹介した。
小浜署長は「まずは自宅から申告できるe-Taxを利用してほしい。パソコン・スマートフォンが苦手な方には、電話相談などで事前に不明な点を解決してもらい、スムーズな確定申告で、会場での感染防止に協力してほしい」と呼び掛ける。
徳山税務署では2月16日~3月15日(土曜・日曜、祝日除く)、庁舎裏に特設会場を用意する。今年から混雑緩和のため、会場への入場には整理券が必要となる。入場整理券は当日8時30分から配布するほか、無料通信アプリ「LINE」で10日前から2営業日前までの事前発行を受け付ける。