光市・冠天満宮、初詣客賑わう 福梅で合格願う

多くの参拝客で賑わう冠天満宮

多くの参拝客で賑わう冠天満宮

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 1月1日、光市冠総合公園横にある冠天満宮(山口県光市光井)は晴天に恵まれ、初詣に訪れる参拝客や合格祈願をする受験生で賑(にぎ)わった。

祈願された福梅

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 学問の神様として信仰される菅原道真公が祭られる冠天満宮。道真公が太宰府への左遷を命じられ筑紫へ向かう途中、風波を避けて戸仲の浦に立ち寄った際、百姓の神太夫(じんだゆう)から受けた手厚いもてなしのお礼にと冠を授けた。道真公が生涯を終えた30数年後、神太夫の息子が夢の中で「社殿を建て、冠を神体とし祭るように」というお告げを受け、935(承平5)年、この地に光井天満宮(のちの冠天満宮)を建てた。現在でも、道真公がこよなく愛した梅の木が境内と隣接する冠山総合公園に約2000本植えられ、1月の初詣から受験シーズン、梅の花が咲く3月上旬まで多くの客で賑わいを見せる。

 学業成就や開運厄よけ、家内安全などを祈願し、元日から境内の梅の木で作った梅干し「福梅」(100円・1袋=約100グラム)1500袋を販売した。毎年初詣に冠天満宮を訪れるという参拝客は30袋を購入。「福梅は合格梅とも呼ばれ、梅干しを落とさずに家まで持って帰ると成就すると伝わる。受験生のいる友達や職場などで福をお裾分けし、みんなで良い年になれば」と願いを込める。

 福梅は2月11日から3月5日まで開催される「冠山総合公園 梅祭り」でも販売される。

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