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下松・鮮魚店店主が行政書士事務所開設 コロナ禍で苦しんでいる人の力に

行政書士認定証を持つ山崎さん

行政書士認定証を持つ山崎さん

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 下松タウンセンター・星プラザ内にある鮮魚店「山一」(下松市中央町)店主の山崎一直さんが5月15日、南花岡に行政書士事務所を開設した。

山一の店頭で、笠戸ひらめの刺し盛りを持つ山崎さん 壁にはフグの処理師免許証も

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 地元特産品の笠戸ひらめや笠戸とらふぐをはじめ、鮮魚の小売りや飲食店への卸売を手掛ける鮮魚店経営者の山崎さんによると、行政書士の資格に興味を持つようになったのは、友人の経営者や司法書士が話す後見人制度の話題にまったく話についていけず、「このままでよいのだろうか」と感じたことがきっかけという。法令や制度について本などで学んでいくうちに、行政書士資格取得を決意した。

 本格的に勉強を始めたのは2019(平成31)年3月からという。仕事を終え帰宅した20時から23時まで勉強し、6時には市場に立つ生活を続けた。初挑戦だった同年11月の試験は不合格。山崎さんは「初回である程度の手応えがあったのでやる気が湧いた。2020年は家で過ごす時間が増え、より集中して勉強することができた」と振り返る。2度目の挑戦となる昨年11月の試験で合格を果たした。

 今後は鮮魚店業を主軸に、自宅に新設した事務所で行政書士業務に当たるという。山崎さんは「これからも日々勉強。遺言状作成や相続手続き、外国人の在留資格取得支援など、困っている人の役に立ちたい。コロナ禍で苦しんでいる人や飲食店経営者の力になりたい」と意気込む。

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