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映画監督でダンサーの吉開菜央さん 母校の光高校でダンス体験

光高校ダンス同好会メンバーと吉開さん(右)

光高校ダンス同好会メンバーと吉開さん(右)

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 光市出身で映画監督や振付師、ダンサーと幅広く活動する吉開(よしがい)菜央さんが12月24日、光市民ホール(光市島田4)で光高校ダンス同好会メンバーと「合同ダンス体験」を行った。

吉開さんと踊る光高校ダンス同好会メンバー

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 光高校出身の吉開さんは、日本女子体育大学舞踊学専攻でダンスを学んだ後、東京藝術大学大学院映像研究科に進学。数々の映像作品を制作する中、米津玄師さんのミュージックビデオ「Lemon」で振り付け出演するなど話題を集めた。現在、初の長編映画「Shari(シャリ)」が「萩ツインシネマ」(萩市東田町)で山口県初公開されていることから、母校である光高校ダンス同好会メンバーと交流を図った。

 光高校ダンス同好会のメンバー9人が参加した体験会。はじめに行われた意見交換の場では、ダンスを制作する上で気を付けていることや高校卒業後から今日に至るまでの経緯など多くの質問が飛び交った。

 その後、吉開さんと生徒らは舞台に上がり、曲に合わせ、手を取り合い、寝転がったり、飛び跳ねたりしながら思い思いに踊った。

 同好会の副部長を務める山本佳乃さんは「決まった型ではなく、自由にダンスが体験できて楽しかった。自分もエンターテインメント業界で働きたいと思っているので、いい経験となった」と笑顔を見せる。

 映画「Shari」は、北海道・知床半島にある斜里町を舞台に、吉開さん自ら出演するケモノ「赤いやつ」と町の人々との現実と空想を絡めた物語を描く。

 吉開さんは「こんな不思議な映画、見たことないと驚く人もいる。見方や感じ方はいろいろあると思うが、自分が信じられるものは何か見つけてほしい」と呼び掛ける。

 上映は1月14日まで。1月12日は上映後、映画撮影を担当した写真家の石川直樹さんとのトークショーも行う。

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