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平生町の特産品や景色を動画配信用に素材化 バーチャルで地域の魅力アピール

Vチューバ―の手前に置かれた平生町の特産品「あまざけ」と「周防みやま栗」(メモリネイター提供)

Vチューバ―の手前に置かれた平生町の特産品「あまざけ」と「周防みやま栗」(メモリネイター提供)

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 Vチューバ―向け配信素材販売・配布サイト「うさねこメモリー」が7月21日、山口県平生町の特産品や景色などモチーフにしたデジタル素材の無料配布を始めた。

Vチューバ―の背景に使われる「佐賀の夫婦松」(メモリネイター提供)

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 同町では今年1月、東京都のデジタルマーケティング会社に勤務しながら光市に移住した池ケ谷周平さんを、地域創生を推進する広報アドバイザーに登用した。池ケ谷さんはバーチャルを活用して同町の魅力を広めようと、同サイトを運営するコンテンツ制作会社「メモリネイター」(福井県坂井市)に協力を依頼すると同時に、同社が展開する、企業や自治体とコラボし、実在する商品や景色などを素材化し配布する「リアル素材プロジェクト」に参加した。メモリネイターによると、自治体の同プロジェクト参加は全国2例目で、中国地方では初めてという。

 今回無料配布する配信用素材は、食品メーカー「手作り工房のーた」(平生町)の「あまざけ」と、菓子店「よこみち菓子輔」(平生町平生村)の栗を丸ごと使ったまんじゅう「周防みやま栗」、佐合島の海の景色と、赤松と黒松が結合した同町の有形民俗文化財「佐賀の夫婦松」の4つ。特産品は机上のアクセントとして、景色はVチューバ―の背景として使ってもらおうと企画した。

 「メモリネイター」社長の酒井聖さんは「拡散力、発信力のあるVチューバ―を通じて多くの人に平生町を知ってもらい、興味を持ってもらうきっかけになれば」と話す。

 同町地域振興課の中本智博さんは「平生町には素晴らしい特産品や景観がまだまだたくさんある。2弾3弾と展開し、平生町の魅力を発信していきたい」と意気込む。

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