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下松・笠戸島「国民宿舎大城」開業迫る エントランスに新幹線700系の椅子も

支配人の有吉良美さん。ウエイティンググルームには新幹線700系の椅子を置く

支配人の有吉良美さん。ウエイティンググルームには新幹線700系の椅子を置く

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 約1カ月後にグランドオープンを控える下松市笠戸島の「国民宿舎 大城」(TEL 0833-52-0138)で10月3日、内覧会が行われた。

水面と海が一体化したような広がりを見せる「インフィニティ風呂」

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 11月1日に開業する新施設の延べ床面積は5631平方メートルで、地下1階・地上5階建て。3~5階の客室はオーシャンビューの37室を用意し、宿泊者定員は121人。駐車台数は175台分を確保する。同宿舎は、下松市が施設を建設し、一般財団法人下松市笠戸島開発センターが運営する公営宿泊施設。2014年10月から施設老朽化のため休館し、建て替え工事を行っていた。

 ビジネスや家族連れなどさまざまな客層に合わせ、和室・洋室・和洋室と部屋風呂の有無など7タイプの部屋を用意した。洋室は家具や扉を茶系に統一し落ち着きのあるモダンな部屋に、和室は床の一部に下松産の天然ヒノキを使用、ベージュを基調とした柔らかい雰囲気にしたという。畳とフローリングの混在する和洋室は4人部屋で、年配者と一緒に宿泊する家族にも配慮している。

 1階エントランスには、正面に瀬戸内海が見渡せる広々としたウエイティングスペースを用意。下松を「鉄道車両を造る、ものづくりの街」とPRするため、新幹線700系で実際に使われたグリーン車の椅子を配置した。2階は宿泊者以外も利用できるレストランで、着席で100人まで対応可能な宴会場や調理室となっている。

 地下1階にある大城温泉「潮騒(しおさい)の湯」は、水面と海が一体化したような広がりを見せる「インフィニティ風呂」や炭酸泉、岩風呂などが楽しめる。支配人の有吉良美さんは「湯船につかりながら瀬戸内海に沈む夕景を見てほしい。この景色はどこにも負けない」と自信を見せる。

 宿泊は1泊2食で9,800円~。11月と12月の週末・年末年始は満室状態という。温泉施設の利用は11時~17時(受け付けは16時まで)で、大人700円(市内在住在勤者は590円)。
一日ごとに男湯と女湯を入れ替える。

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