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光市のちょうつがいメーカーがステンレス製「ひな人形」開発 ひっくり返すと電車

ステンレス製のひな人形「番」 おひな様の頭には「光」の文字

ステンレス製のひな人形「番」 おひな様の頭には「光」の文字

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 光市の鉄道車両に使う「ちょうつがい」を製造する「光井鉄工所」(光市室積西伊保木、TEL 0833-78-0394)が2月11日、ステンレス製のひな人形「番(つがい)」を開発し、販売を始めた。

ひっくり返すと電車と光市の風景

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 同社はちょうつがいやヒンジ、中吊り広告をはさむ部品などを製造する鉄道車両部品メーカー。国内を走る鉄道車両の8割でその部品が使用され、鉄道車両用ちょうつがいの分野では国内トップのシェアを誇る。全品、職人による手作りで世界各国の車両でも採用されている。

 社長の光井秀樹さんは「自社の持つちょうつがいの技術と地域素材でもあるステンレスを使って、光市の魅力をPRしたい」と開発のきっかけを話す。光市の新規事業チャレンジ支援制度を使い、周南地域地場産業振興センター(周南市鼓海2)と開発を進めた。

 「番」は、高さ6センチ、横幅9.5センチのひな人形と光市の名所である冠梅園の梅の花が描かれたびょうぶのセット。それぞれにちょうつがいがついており、ひな人形をひっくり返すと鉄道車両が現れる。

 びょうぶの裏にはJR下松駅から光駅にかけて電車から見える海岸線の景色が描かれており、ひな祭りの季節が終わっても飾りを楽しむことが出来る。デザインは円デザイン(光市虹ヶ丘5)の遠藤順史さんが担当した。

 「初めての自社製品。市内外からの反響も大きく、当社を知っていただく良い機会になった」と光井さん。現在、追加製造に取りかかっている。

 販売価格は5,400円。光市冠山総合公園の売店「ひかり花館」と、同公園で11日から始まった「梅まつり」会場で販売する。

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