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下松で150回を数える子ども角力大会 令和が平穏な時代へと祈り込める

白熱した取り組みが続いた奉納角力大会

白熱した取り組みが続いた奉納角力大会

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 花岡八幡宮(下松市末武上戎町)で5月1日、「花岡八幡宮奉納角力(すもう)大会」が開かれ、34チーム152人の児童が熱戦を繰り広げた。

女子同士の対戦いも

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 1869(明治2)年に始まり、今年で150回目を数える奉納角力大会。当初は成人の角力大会として始まったが、1965(昭和40)年からは子ども参加型の角力となり、現在まで続く。「角力」の表記は、その昔、牛の角と角を突き合わせ力比べをしたことが由来とされる。

 下松市内の花岡・公集・中村小学校校区の子ども会単位で参加する同大会。花岡八幡宮の村上基起宮司はあいさつで「春の大祭は本来、この1年が平穏であるようにと祈るお祭り。今年は、新天皇即位とともに新しい令和という時代が始まる。君たちが大きくなって世の中を引っ張っていくこの時代が平穏であるように祈りを込め、けがなく、力いっぱい相撲を取ってほしい」とエールを送った。

 この日は男子119人、女子33人計152人が参加。男女混合のチーム(3~5人)を編成し、小学生低学年、高学年に分かれてトーナメント形式で対戦した。

 大会では、土俵際での粘り合い、劣勢からの大逆転など、白熱した取り組みが続き、勝利に歓喜したり、悔し涙を見せたりする児童もいた。子どもの声援に交じり、保護者らの応援もヒートアップし、会場は大いに盛り上がった。

 高学年の部は西村Aに勝利した上香力Aが、低学年の部は上地Gに勝利した高橋Fが優勝した。

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