下松市の食材を使ったアウトドア料理と笠戸島の観光情報を発信する冊子「くだまつアウトドアクッキングレシピブック」が2月11日、完成した。

「渡り蟹と車海老のパエリア」

　昨年11月26日に下松市笠戸島のキャンプ施設「笠戸島家族旅行村」で、東京で活動するアウトドア料理研究家でフードスタイリストの高松美里さんを講師に招き開催したアウトドア料理教室イベント「くだまつアウトドアクッキング」。その様子や開発したレシピ、観光情報を冊子にまとめた。下松商工会議所や下松市、地元の企業、農業・漁業関係者らでつくる「くだまつブランドプロジェクト委員会」が、景観や食材など地域資源の活用と情報発信を目的に製作した。

　冊子はA5サイズ、カラーで全16ページ。イベント当日の様子や「渡り蟹と車海老のパエリア」、「タコとキノコとはなっこりーのアヒージョ」、「笠戸ひらめとあさりのアクアパッツァ」など5品のレシピ、笠戸島家族旅行村や国民宿舎「大城」などの施設や、朝市「プチ海の駅」、「笠戸島イカダまつり」などのイベント情報、生産者や協力団体の情報を掲載する。同プロジェクトにも参加する「睦美マイクロ」（下松市東豊井、TEL 0833-41-0305）がデザインと印刷を行った。

　12日に開催された「くだまつ笠戸島アイランドトレイル」で配布を開始。18日に九州自動車道古賀サービスエリア（上り）で開催されるPRイベント「おいでませ山口県下松市フェア」など県外のイベントや、くだまつ観光・産業交流センター、周南観光コンベンション協会「まちのポート」、JR徳山駅など市内外の施設などで無料配布する。

　同委員会の山下圭三委員長は「『笠戸島を訪れてみたい』『下松の食材を使って料理を作ってみたい』と思える冊子。下松市や笠戸島の魅力がたくさん詰まっているので、ぜひ手に取ってほしい」と呼び掛ける。