周南市徳山動物園(周南市徳山)に9月17日、「極東シベリアのタイガゾーン オオワシ~トラエリア」がオープンした。同日、完成記念式典が開かれた。
同園が進めるリニューアル事業の一環。約1200平方メートルのエリアに、針葉樹の森や水辺、岩場、高低差など、動物の生息環境を取り入れた展示場を整備した。来園者と動物の間にはガラスを採用し、動物の様子を観察しやすくした。
新エリアでは、アムールトラの「ミルル」(雌)と、多摩動物公園から新たに来園した「フタバ」(雄)を飼育する。ライオンの「リント」(雄)と「コウメ」(雌)も旧猛獣舎から移動した。2頭は新しいライオン舎が完成する2032年まで同エリアで飼育し、その後は空いたスペースにオオカミを導入する計画。
この日の式典には関係者ら約20人が出席。河原幼稚園の園児が工事に携わった関係者に感謝状を手渡したほか、テープカットを行った。式典後に、来園者がガラス越しにトラやライオンを観察。ガラスの近くまで寄ってきたトラを園児らが顔を近づけて見入る姿が見られた。
園長の古本慎一さんは「このオオワシ~トラエリアが、動物たちにとってより良い飼育環境となるとともに、来園者の皆さんにとってさまざまな発見や驚きがあり、動物たちの自然な動きや息遣いを間近に感じながら、さらなる魅力を感じてもらえる場所になることを願っている」と話す。
広島市から子どもと訪れた母親は「動物との距離が近く、迫力がある。小さな子どもでもライオンだとすぐに分かる距離で楽しんでいる」と話す。
開園時間は9時~17時(10月20日~2月28日は16時30分まで)。火曜休園。入園料は大人=600円、小・中・高校生=300円、未就学児無料。