光市ゆかりの東京オリンピックセーリング代表の小泉維吹選手の激励会が7月20日、光市役所で開かれた。
小泉選手は山口県周防大島町出身。2003(平成15)年、「山口県スポーツ交流村」主催の親子ヨット教室でセーリングと出合い、習い始めた。2008(平成20)年、中学校進学に合わせ、家族と光市へ移住。光高校在学中には、東京国体および長崎国体のセーリングスピリッツ級で優勝するなど、光の海で腕を磨いた。
2015(平成27)年から、高橋稜選手とコンビを組み、ハイスピードヨット競技「セーリング49er級」で、ニュージーランドを拠点に活動。2020年2月10日から15日にかけて開催された世界選手権に高橋選手と出場し、33位で日本勢トップの成績を収め、日本代表選手に内定。今年6月、日本オリンピック委員会により正式に認定された。
激励会には、小泉選手の父・周三さんと母・光香さんや県セーリング連盟関係者らが出席。小泉選手は東京オリンピックセーリング会場のある神奈川県藤沢市からオンラインで参加した。
周三さんは「光の海で育んだ力が、世界の海への扉を開いてくれた。光の海と光の人たちを通じて学ばせてもらった」と市川熙(ひろし)光市長らに感謝の言葉を伝えた。小泉選手は「光市で過ごしていた頃から、オリンピックを目指し頑張ってきた。光市の皆さんにも、ヨットができる環境にも感謝している。期待に応えられるよう本番で頑張りたい。予選4日間を勝ち抜き決勝レースに進み、メダルを狙える位置で最終レースを迎えたい」と意気込む。
小泉選手が出場するセーリング男子49er級は、7月27日から8月2日まで競技が行われる。