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周南の銭湯「文化湯」が自家製ブルーベリーのマフィンとジュース販売 「湯上がりの一杯に」

(左から)ブルーベリーマフィンとジュースを手に来店を呼びかける舞さんと彩さん

(左から)ブルーベリーマフィンとジュースを手に来店を呼びかける舞さんと彩さん

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 銭湯「文化湯」(周南市戎町3)が現在、自家栽培、製造したブルーベリーのマフィンやジュースなどの加工品を販売している。

店頭のカウンターからブルーベリージュースを提供する舞さん

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 1953(昭和28)年に創業した同銭湯。現在は3代目店主の高原保さんと妻の伊都子さん、看板娘を務める双子の彩さんと舞さん4人で経営、旧徳山地区に残る最後の銭湯として、地元住民の憩いの場となっている。

 ブルーベリーの栽培は約25年前に保さんの母が「目に良いから」と4~5本の苗を買い、須々万の畑に植えたことがきっかけ。保さんは「最初はあまり興味がなかったが、栽培するうちに、どのようにすればおいしく大量に収穫できるだろうかと試行錯誤しはまっていった」と話す。現在は5000平方メートルの敷地に500本のブルーベリーの木を育てているという。

 伊都子さんは「最初は、銭湯の常連さんに収穫したブルーベリーをおすそ分けしていたが、おいしいので販売してほしいとの声を聞き6年前から販売し始めた」。2017(平成29)年に銭湯をリフォームした際には、番台奥に加工場を設け、カウンター越しに店外からも販売できるようにした。

 加工品の製造が本格化したのは、大手洋菓子店で働いていた舞さんが2020年にUターンしてから。彩さんとともに調理を担当し、ブルーベリーマフィンやジュースは、昨年から試験的に販売を開始。今シーズンのブルーベリーの収穫が始まった6月初旬から本格販売を始めた。

 メニューは、ブルーベリーマフィン(130円)、カボチャやサツマイモやほうじ茶、抹茶のマフィン(100円)など常時3~4種類。ブルーベリージュース(300ミリリットル=250円、400ミリリットル=350円)、大人入浴料とブルーベリージュース(200ミリリットル)の銭湯セット(630円)。生ブルーベリー(100グラム=250円、250グラム=580円)。

 舞さんは「無農薬、有機栽培のブルーベリー。マフィンは、素材の良さを生かしつつ、しっとりと仕上げた」と話す。彩さんは「湯上がりの一杯に、フレッシュでさっぱりとしたブルーベリージュースをぜひ飲んでほしい」と話す。

 営業時間は、平日=15時~21時、土曜・祝日=15時~20時(入場は30分前まで)。日曜定休。

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