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周南市美博館で「ねずみくんのチョッキ展」 原画など200点

ねずみくんのチョッキ展の様子

ねずみくんのチョッキ展の様子

 企画展「誕生50周年 ねずみくんのチョッキ展」が8月7日、周南市美術博物館(周南市花畠町)で始まった。

周南市美術博物館・企画展「誕生50周年 ねずみくんのチョッキ展」の展示

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 「ねずみくんのチョッキ」は、作家・なかえよしをさんと画家・上野紀子さん夫妻が共同制作し、1974(昭和49)年に刊行した絵本。鉛筆で描いたモノクロの絵と短い文章、余白を生かした構図を特徴とする。シリーズは44冊を刊行し、累計発行部数は500万部を超える。

 会場には、最新作を含むシリーズ全作品から選んだ原画やスケッチなど約200点を展示する。なかえさんが構想し、上野さんが描いた油絵「少女チコ」シリーズや、2人の絵本作りの原点となった「ペラペラの世界」の原画も並べ、夫妻が追求してきた「想像すること」への取り組みを紹介する。

 上野さんの作業机を再現したブースでは、愛用した画材や蔵書などを展示する。入り口には、ねずみくんとねみちゃんの立体オブジェを設置し、来場者が記念撮影できるフォトスペースとする。

 会場では、絵本表紙のコラージュ体験や、ねずみくんに手紙を書く参加型展示も用意。展示室内に隠れた動物を探してスタンプを集め、オリジナルの絵本を完成させるスタンプブック「ねずみくん もういいかい」(660円)を販売する。このほか、絵本や文具、雑貨などの関連グッズをそろえる。

 初日は、親子や祖父母と一緒に展示を巡る子どもたちの姿が見られた。学芸員によるギャラリートークも行われ、作品の特徴や制作の背景を紹介した。

 光市から小学生の娘2人と祖母の3世代で訪れた女性は「娘たちが小さい頃から好きで、よく読んでいた。かわいらしく、見ていると癒やされる絵本。印刷された絵本とは違い、原画や下書きのラフなど普段は見られないものを見ることができ、貴重な機会になった」と話す。

 8月29日には、徳山動物園の飼育員と同館の学芸員によるギャラリートークを行う。本物のネズミと展示作品を紹介しながら、ネズミの生態や絵本に登場する動物について解説する。9月13日には、山口朝日放送のアナウンサーによる絵本の読み聞かせを行う。

 開館時間は9時30分~17時。観覧料は、一般=1,400円、大学生=1,100円、18歳以下無料。月曜休館。9月27日まで。

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