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周南・和田の演劇グループが自主製作映画「高瀬茶に恋した男…。」

茶畑での撮影シーン

茶畑での撮影シーン

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 周南市和田公民館(周南市垰)で2月19日、演劇グループ「劇団376」が自主製作映画「高瀬茶に恋した男…。」の上演会を開催した。

舞台あいさつをする出演者

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 同劇団は、和田の地域おこしグループ「TEAM376」の演劇部門。2015年2月に上演した同名の舞台を自主映画化し、昨年3月から和田・高瀬・米光地域を舞台に3カ月間かけて制作した。監督は和田在住で同劇団の金山ミサ子さん、脚本は「TEAM376」代表の佐藤貴志さん。佐藤さんは「どうしても高瀬の茶畑の美しい風景、和田の素晴らしいロケーション、ここに住んでいる温かい人柄をたくさんの人に伝えたかった」と映画制作の理由を話す。

 お茶を特産とする高瀬を舞台に家業と夢の選択に揺れる親子の絆を描き、故郷の大切さを問い掛けるストーリー。映画には、同劇団員のほか、多くの住民が参加。作中では、和田の茶畑や、高瀬茶をおいしく飲む方法など、観客に話し掛ける場面も登場する。上映時間は75分。

 19日に行われた上映会では、地元住民を含め150人以上が参加。知り合いの住民の登場に会場からは多くの笑い声が聞こえた。映画を見た地元住民は「知り合いの人たちも多く出演し、とても楽しめる映画だった。何よりTEAM376の人たちの和田に対する愛情を伝わってきて良かった」と話した。

 映画上映後のあいさつで佐藤さんは「素人の劇団ではあるが、どの撮影場所、どの人に依頼しても快く協力していただいた。少子化・過疎化・高齢化率46%いろいろ厳しい状況があるが、TEAM376と一緒に盛り上げて行きましょう」と呼び掛けた。

 3月12日、シネマ・ヌーヴェル(周南市銀座2)で上映会が開かれる。13時30分、16時30分から。入場無料。

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