「宮西達也の世界 ミラクルワールド絵本展」が6月28日、周南市美術博物館（周南市花畠町）で始まった。

「にゃーご」の原画を紹介する宮西さん

　日本大学芸術学部美術学科卒業後、グラフィックデザイナーを経て、1983（昭和58）年に絵本作家としてデビューし、昨年40周年を迎えた静岡県出身の宮西さんの作品展。代表作は「おとうさんはウルトラマン」シリーズや、「おまえうまそうだな」から始まり20年以上続くティラノサウルスシリーズ、小学2年生の国語教科書に掲載されている「にゃーご」など。

　会場には、絵本の原画や絵本のキャラクターが登場するジオラマ、ラフスケッチ、作画技法の解説など約300点を展示、フォトスポットも2か所用意する。

　初日の6月28日には、宮西さんが来館。セレモニー後に行ったギャラリートークで作品の見どころや制作に当たっての思いを話した。

　開催が夏休み期間にかかることもあり、宮西さんは「子どもたちに『こんな書き方もあるんだ。絵って自由なんだな』と、驚き、感動してほしい。絵を見て感性豊かな人間に育ってほしい」と呼びかけた。

　同博物館の開館時間は9時30分～17時。月曜休館。入館料は、一般＝1,200円、大学生＝1000円、18歳以下無料。9月1日まで。

　7月27日・28日には宮西さんの講演会とサイン会を開催。開始時間は、27日＝13時30分、28日10時30分。定員は各60人で、事前の申し込みが必要（応募多数の場合は抽選）。申し込みは往復はがきによる郵送で受け付ける。締め切りは7月16日（はがき必着）。サインは、当日までに美術博物館で購入した対象商品（レシートが必要）に限る。